また御出勤

 昨日の夜、私は、父親に対して、父がいかに仕事をしたいか、そのために執拗に職場に電話をかけたり、職場に押しかけたりして迷惑をかけたということを改めて話した。

案の定、父は覚えておらず、自分はもう年なのでそんなに仕事をしたいとは思わない等と返答する。思わず、私は鼻で笑ってしまい、また、父は不快な表情を示し、私と父は無言で食事を終えた。私もいい加減、学習しないといけないと思いつつ、あまりに屈託なく、仕事をする気が無い等と言うものだから、ついカッとなってしまうのである。

 そして本日、やる気がないといった父は、早速午前10時頃、元の職場に時間割を聞きに行くと言って御出勤あそばされた。なんというか、もう止める気も失せる。行きたいなら行けばいいとそのまま生かせた。結局お昼ごろ帰ってきて、我々に何も語らない。

恐らく、行ったところで、あっさり、自分の担当の仕事等はもはやないということを知らされたか、向こうの人々におもてなしを受けて気分良くなってあっさり帰っていったのか。いずれにしてもバカバカしい話である。

 職場の方々には本当に申し訳なく思っている。本当にどうすればいいのか、全くわからず、何時迄迷惑をかけ続けるのだろうかと、暗澹たる思いである。

 母もなんか疲れている気がする。買い物行く前に父に何か怒鳴っていた。自分としては、なにができるのか。病院から逃げ続ける父親を説得し続けることだろうか。しつこく言い続ければ、病院に行く気になるのだろうか。