ネガティブなことを書くと認知症になるらしい

 ネガティブなことを吐き続きける、あるいは相手の悪口を言う、というのは、認知症の原因ともいうべきコルチゾールを体内で生成することにつながり、結果的には、そうした悪口を言わない人の3倍、認知症になる確率が高くなるとのことである。

 どのように方法で、調査が行われるのか、イマイチ想像しづらいのであるが、もし、この結果が妥当であるのなら、ストレス発散と言わんばかりに父の悪口を書き続けている私も、自身の認知症の発症に自ら悪い形で貢献してしまっていることになる。

 できるだけ、客観的に父の病症を記録することにとどめた方がよいのか。そして、日記にしても、ポジティブな言葉で書き連ねることが、健康には良いらしい。

 他人に迷惑をかけ続ける父の姿を見ていると、中々、ポジティブでいるというのが、かなり困難である。しかし、できるだけ、ポジティブであろうということを意識しつつ書いていこうと思う。ちょうど9月になったことだし。

 昨日の父は、あいかわらず、日程が覚えられず、私や母に何度も聞く。母も自分と同じ日に日程をぶち込んでくる父にイラついている。だが、昨日は、父は自分の日程をずらしたことで、父と母の日程がぶつかることが無くなり、母も一安心という結果に至った。

 ここで私が気がついたのは父のメモ帳の存在である。父のメモは小さく、あまり書くスペースがないため、中身がごちゃごちゃになっている。あと、父は、日程の変更をした後、変更前の日程を消さない癖があるようである。これが父の頭の中で混乱を引き起こしている原因であるような気がしている。だから、私は、日程を変更したのであれば、以前の日程は消してくれと父にお願いした。そうすれば、後で見返しても混乱しなくなると父に言ったら、父は素直に従ってくれた。父も、あまり他人にメモを見られたくはないだろうが、ゴチャゴチャ後で、騒ぐことが無いように事前に禍の根を積んでおくことは重要であろうと思った。小さな発見ではあったが、私としては、嬉しかった。