やっぱリ新学期になると・・・

色々と気持ちが昂るのでしょうか。ボケてもそこら辺の事は明確に父は覚えているようです。父は、新学期になると、毎年、なんか学生に向けて話していたようです。昨日も、何を話すか、一人ではしゃいでいました。父がはしゃげばはしゃぐほど、私の気分はどんどんブルーになってきます。「だいじょうぶ、毎年やってきたんだから心配しなくて良い」などと、妙に余裕ありげな表情でした。「誰も心配していないし、そもそも、招かれざる客が行ったところで、八十数歳の爺さんが突然現場に行ったところで、あんたは唯の不審者だよ」と本人に言ってやりたかったが、何とか我慢しました。己の忍耐力の向上っぷりにビックリします。

 ところが、今日の朝は、母と言い争いになって、自分で何を言っているか分からなくなってしまったようである。最近は、いろんな記憶が本人の頭の中で錯綜しているようである。職場でトラブルがあったら行かなければならないとか、大学で教えることになったとか、言っていることがもうめちゃくちゃである。

 着実におかしくなっているのだが、ここにきて新学期開始である。何とか介護体制を構築したい。