今、これを書いているのが、午前８時、私は、父が職場に行ってしまうのではないかと、ハラハラしながら、これを書いている。朝から、職場の元の同僚の方が電話をして下さり、通常であるなら、これで、万事解決なのだが、今日はなんか、違う気がする。
父から意地でも職場に行くぞという覚悟が伝わる。父は、昨日から、職場に行くと言っていた。これは何度も書いたが、自分の後任の人への挨拶と自分の体調が回復しつつあることを職場の方にお伝えしたいから職場に行くというのが父の職場へ行く理由である。とにかく、職場からクビの宣告をされること、というか、もっと言えば社会との繋がりが経たれてしまうという恐怖が恐らくこんな屁理屈を生み出したのであろうと思う。
また、父は、今までは、朝一の始業時を目標に職場に行くことを考えていたが、昨日の話では、朝９時過ぎに家をゆっくり出発して襲撃を考えているようである。だから、まだ、油断するわけにはいかない。といっても、あまり力ずくで行くなということも良くないことは十分わかっているつもりである。恐らく、行かせたうえで、先方に連絡するぐらいが今できる最善の事であろう。どうせ、父は職場に行っただけで満足してしまうのだから、ほんの１時間ぐらいの滞在で帰ってくるであろう。とはいえ、はた迷惑なことこの上ないのである。
だが、こんなバカバカしい、そしてはた迷惑な事態が発生しても、例えば４月頃に比べれば、私は変に動揺することも無くなった。諦めと言えばそれまでだが、あまり突き詰めるとこちらの精神や脳がやられてしまうからであり、とにかく「なるようになれ」の精神で構えることにしている。
