記憶が無くなることへの自覚

 昨日もまた病院に行く予定だったにもかかわらず、「やっぱりやめた」といってドタキャンを試みた。母は父が家に居ることで、昼ご飯を作ることになるため、父に対して猛烈に起こった。母の怒った理由もなんだかなあとは思うものの、たかだかそばやうどんといった料理でも高齢の人間には結構面倒くさいものである。私も料理だけは、中々母の手伝いができず、お任せ状態のままだが、やっぱり不味いなと思い反省する次第である。

 結局病院には行って、帰ってくるなり、今度は処方せん薬局の診察券が無いと騒ぎ始めた。処方せん薬局には診察券はなく、医者が処方した処方せんと引き換えに薬を受け取るだけである。電話で先方に確認して、万事解決したのだが、父は自分は次から次へ忘れてしまうと反省めいたことを口にした。自分の症状を自覚はしているようである。

 昨日は、色々今後の事を考えてはみたのだが、ここに書くのは色々差しさわりがありそうなので、匂わせるぐらいにしておく。

 あとは、父については・・・・特に無かったか。あえて言えば、電話攻勢を珍しくしなかったことぐらいか。恐らく、病院へ行く行かないに気を取られ過ぎたのかもしれない。

 こんな父の姿を見ていると、何時までも脳と足腰を健全な状況にしておく必要があるとひしひしと思わされるのである。

 ネット情報で、脳の健康を維持するのに音読と二日前日記というものが良いとの情報を聞いた。音読は何となくわかるのだが、2日前日記というのも、脳に刺激をもたらすの良いとのことである。二日前の情報を思い出して言語化する作業は、確かに大変である。外出した日は意外と鮮明に覚えているが、家に居る日は中々思い出すのに苦労しそうな気がする。

 

 今日は、父は大人しく病院に行って、今さっき、帰ってきた。何とか大人しくしてほしいものである。