どうにも面倒くさい

 ブログを書き続けることがである。中々持続させることができない。父の認知症というネガティブな内容なだけに、書くたびに父への不満や憎悪を書き連ねていくことが多くなってしまうからだろうか。中々書くためのモチベーションを維持することが難しい。取り敢えず、昨日の父はというと、相変わらず、電話攻勢をかけている。職場に行くことを阻まれると、電話に走る。この繰り返しである。我々もどうすれば良いのかが分からない。

 病院へ行けといっても逃げ続ける父ではあるが、たとえ病院にいっても、治療する手段がない以上、病院へ行けと言っている我々の言葉に説得力が伴わない。ボケた頭ではあるが、そうした我々の言葉の空虚な部分をなんとなく父は察しているような気がする。4月に発症してから(本当はもっと前からその兆候があったのだろう)、7カ月がたって、まだ病院に行っていない。正直、どうすれば病院に行ってくれるのだろうか。このまま、私と母はこのモンスターと化した父の巻き添えを食って生きていくのだろうか。

 なんか、結局ネガティブな話で終わってしまう。ネガティブついでに、今日も元の職場の方が電話をして下さったが、電話が終わった後、父は私と話すことなく、寝室に向かった。恐らく、私と話しても無駄だと思ったに違いない。私が父に対して不信や不満をいだいていることは父もボケた頭で何となく理解しているような気がする。今日に限らず、私に話しかければ、私が不満や不信を述べるからかもしれない。私も私で分かっているなら、止めればよいのだが、父のやらかした迷惑を考えるとどうしても、一言二言三言と不満をぶつけてしまうのだ。私も何らかの病なのかもしれない。 

 最近、私は健康診断に行ってきて、初めて認知症の検査を受けた。血液検査で行うというのにびっくりした。最初は頭にCTで撮影したりするものだと思ったので、ちょっと意外であった。ただし、オチというには、あまり笑えない類のものではあるのだが、検査に必要な書類一式忘れてしまったのである。検査自体はその場で職員の皆さんのおかげで無事に済ますことができたのだが、なんというか認知症の検査を行う自分が書類一式持ってくるのを忘れたというのはシャレにならない。もしかしたら私も若年性の認知症なのではないだろうかと不安になった。3週間ぐらいで結果が戻ってくるとのことなので、取り敢えず待つことにする。