毎度毎度同じことを書いて恐縮ではあるが、本当に続けることって難しい。このブログも中々続かない。なんというか、認知症って終りがないというか、本人が亡くなるまで、ずっと続くんだなあと思うと色々と気が滅入ってくる。今日も朝、早速職場に行こうとしている父親を何とか引き留めたが、永遠1時間半ぐらい説得に時間を費やした。
朝、いつものように元の職場の同僚の方から電話で父を引き留めて頂いたが、その30分後、何と父はスーツに着替えて職場に行こうとしていた。私は、「電話がかかってきて、行くなと言われたでしょ？」といっても「そうだよ」と返事して、扉を開けて職場に行こうとする。おいおい、全然効果なしか？と思わず私はひるんでしまった。それでも「今行けばコロナで大変だ」、「コロナで年内は休み」（この辺の話は元の職場の同僚の方が考えてくれた）といった事を私は何度も説明した。父はだんだん混乱してきたようで、椅子に座って自分の手帳や予定が書いてあるカレンダーを何度も見返していた。「自分でも何だかわからないんだよ」とブツブツ呟いていた。私も段々堪えられなくなっていき、父に対して、「職場に行っても構わないから、私の方から電話で事前に行くことを連絡する」と伝えると、父は急に怒り出し、「職場には行かない」、「どこそこ病院に行く」とかわけわからないことを言いだした。私経由で職場に連絡が行くことを極度に嫌がっているようだ。自分でも職場に目的も分からず行くことについて、後ろめたさのようなものがあるのかもしれない。
父は、おそらくではあるが、仕事に行くためにというより、ただ単に職場に行きたいだけなのかもしれない。父自身がどこまで自分の気持ちを把握しているかは分からないが、なんとなく、そのレベルの話のような気がする。以前にも書いたが、父は自分の体力で仕事ができるとは恐らく考えていない。実際に仕事を振られても父は断るように思える。単純に職場の空気を吸いたいだけなのかもしれない。
一度、父にお土産を持たせて、職場に行かせるのもありか等と、ちょっと思った。
これは要検討課題である。
