何と、昨日、父は入院した。昨日というか、一昨日の夜の23時頃から腰や足の痛みを訴え始めた。相変わらず、失禁は繰り返すし、地獄絵図である。何時にもなく、痛いようである。私と母はついに救急車を呼ぶ決断をした。また、父が抗議するが、私はもはや躊躇せず、電話した。もはやこの人物の医者嫌いに一々付き合っている時間はないのである。救急隊は15分ぐらいで来た。父は大慌てで着替えて、サンダル履きでストレッチャーに載せられ、私も同乗した。初めての救急車である。父は「痛い痛い」と叫んでいるが、どうも受け入れ先の病院が中々見つからず、出発しない。やっと見つかったが、受け入れ条件として普段のお薬を持ってくることと、当直の医者が整形外科の先生ではないことである。私はそれでも良いと判断し、やっと出発した。車内で体温を測ったところ父はどうやら発熱しており、37度4分ぐらいの微熱だった。相変わらず「痛い痛い」、「まだ着かないのか」等とうるさい。病院自体は何と我が家から10分の処だった。ところが、抗原検査でコロナの陽性の有無を確認しないと受入れられないということで、急遽抗原検査をやった。当然、結果が出るまで、社内で待たされることになり、父はギャーギャーとうるさくなる。結果出たのが10数分後で陰性だった。やっと、病院にはいることができ、ここで救急隊とはお別れをした。大変立派な人達だった。改めて感謝したい。一方、父は、色々画像撮影?をしたりするなかで、どうも失禁していたらしい。看護師が父の服を脱がせると、ものすごく腹が膨らんでいた。餓鬼のような姿である。ここで、おしっこが溜まっていると医者が判断したらしく、看護師が父の尿道に管を入れて、おしっこを輩出した。そのおしっこの量が900mlを超えていた。尿瓶の8割ぐらいがおしっこでいっぱいになっていた。私も生まれて初めてこんだけの量のおしっこを目撃した。父は楽になったようで、看護師と色々と世間話をしていた。そしてやっと入院、かなり高い部屋で過ごすことになり、金額面で色々と不安になるが、やむを得ない。父は私に手を振り、ストレッチャーに載せられ、私の視界から消えていった。時刻は朝の4時を回っていた。看護師からは今日の10時にきて、入院の手続きと先生から診断を聞きに来てほしいとのことで、私は解放される。帰宅すると母はまだ起きており、久々の静かな夜となった。尤も、私は7時には起きなければならず、ほとんど眠れなかった。今日はここまで。