夜になると活発に動く

 私が仕事から帰ってくると、父はテレビを見ていた。あいかわらず、ぐうたらしていた。恐らく私がいない時間帯はあちこちに電話攻勢を仕掛けていたのだろう。何時間も立ちっぱなしで電話をかけ続ける。バカみたいな体力ではある。しかし、その体力の裏付けはボケっと午後までたっぷり睡眠をとって、ボケっとテレビを見ているだけというノーストレスな生活によるものである。本当に羨ましい生活である。ボケている以外は・・・。

 昨日も、夜になるにつれて、バカみたいに仕事のことで母に喋っていたようだ。私は疲れて寝落ちしてしまった。本当に母には申し訳ないことをしている。ちょうど、今、元の職場では試験期間中であり、このことが父には気になって仕方ないらしい。もう毎度の事であり、私は受け流せばいいと母に入っているのだが、この母も母で父の世迷言に対して、耳を傾けるというか誠実に対応してしまっている。もう、そこにいる父は、昔の、私や母が知っている父とは別物のモンスターであるということを母は自覚すべきだと思う。といっても、子である私と、配偶者の母では父に対するスタンスもやはり違うのか、そんなに簡単には割り切れないようだ。私にはこの辺が納得がいかないのである。