何の未来もない

 私も父も、もはや何の未来もない。未来もないというのはおかしい話で正確に言えば「バラ色の未来」はもはやないと言った方が適切であろう。私の方はさておき、父については、昨日、父は「これからどうして良いかわからない」と言っていた。何のことかを尋ねると、元の職場を退職し、これからどうすれば良いのか分からないとのことである。何を今更という感じだが、私は「退職後の人生設計とかそういうことは、職場から与えられるのではなくて、自分で考えるものだろう」と言ったら父は黙り込んでしまった。既に何度もこのブログで書いているが、この男は、何をしたいかということをまるで考えていなかった。自分の十年先・20年先の姿を考えることをまるでしてこなかった。だから、今更、そのボケた頭で考えても何も思いつくはずもないのである。元の職場から与えられるかもしれないと口をかけて待っているだけの哀れな老人である。

 私自身にも、もはや「バラ色の未来」等、訪れようはずもないのではあるが、少なくとも父と同じ轍は踏むまいとは思っている。