豚の餌

 私は料理が作れない。スーパーで買ってきた総菜を並べるぐらいである。私はこれを豚の餌と呼んでいる。父や母に豚の餌を喰わせている。「豚の餌ができたよ~」と自虐を込めて言う。もう、半分私も狂ってきている。父もボケた頭なりに、私に不快感を抱いているようだ。母はなんか申し訳なさそうにご飯を喰っている。私は自分に降りかかる難題へのいら立ちを半病人である家族にぶつけてしまっている。

 私はもう死んだら地獄行き確定だろう。どっかのカルトなら、私は家族を大切にしないサタン呼ばわりされるであろう。

 上で、スーパーの総菜を豚の餌と呼んでしまったが、私としては本意ではない。スーパーの総菜は本当に有り難いものだと思っている。スーパーの総菜が無ければ、私達家族は餓死していたであろう。本当に感謝している。味付けも意外と塩分控えめでお年寄りや病気がちの人にも配慮した食べ物が多かったりする。

 ただ・・・それでも母親の味には勝てない。いや、母は大して料理の美味い人ではないのだが、なぜか今頃、母の料理を思うと、今の自分の食事が・・・・と思うのである。

 私はこのブログで料理ができないことを何度書いたが、この数週間、己の努力不足を本当に後悔している。包丁と火が私はどうしても怖いのである。とはいえ、そんなことは言っていられない。できることを少しずつやるしかないのであろう。