先日、病院で父の前立腺肥大の手術を勧められた。手術して、レッグパックを外せば、
尿の漏れはなくなる・・・わけではないが、おしっこはスムーズに出るようになるとのこと。
いや、おしっこは元々スムーズに出ている。問題は尿意がないことなのだ。いつの間にか失禁してしまうことが問題なのである。去年の1月はまさにこれに悩まされた。このことを医師に説明すると、イマイチ、良く分からない回答が返ってくる。筋トレを並行して行うことで、おしっこをコントロールできるようになると。いや、まず前提として、筋トレなんて、このボケた老人がするはずがないのである。それに仮に筋トレをしたとしても、尿意そのもの回復には何の意味もないのではないか。脳がイカれている父が筋トレをして、尿意を感じ取れるようになるというのが、私にはどうしても理解できないのだ。医師も医師で、脳や精神の問題もあるから、確かに私の行ったことも理解できるとは言い始めたが、ただし、「それでもやらないよりはやった方が・・・」というのである。
私個人としては、手術は気が乗らない。成功すればしたで、おしっこはよくでるようにはなるが、尿意のコントロールはできず、家中あちこちに垂れ流すことになることが眼に見えている。紙おむつ生活をすると言うことになるが、我々の負担が激増するだけである。
私もイマイチ医師に説明することができていない気がする。手術すれば、全てがバラ色になるという発想は良くないのである。