昨日は卒業式だったが、何とか阻止

 昨日、あれほど行きたいと言っていた卒業式だったが、なんとか、父の襲撃を阻止。ホッとした。父は前の晩、夜遅くまで起きていたので、朝早く起きることができなかった。朝起きた時には、卒業式はもう終わりの時間帯であり、慌てる父を色々となだめすかした。父も父で現金な人間であり、こういう時になると、自分は、もう退職しているからとか、行かなくても良いとか、自分に都合の良いストーリーを脳内で構築し始めるのだ。認知症というか、父特有の保身術なのだと思う。さんざん、周りに迷惑をかけておいて、それかよ、とは思うが、この図々しさこそ、父の本領なのだと、最近思い始めている。父は、ボケる前はそれなりに仕事を勤めあげてきた人であり、こうやって、自信に係るストレスによる負荷を回避してきたのではないか。特にこの父の図々しさは不愉快なものではあるが同時に興味深い物にも見えてきている。