昨日は、日曜日にもかかわらず、父は、午後から元の職場に行こうとした。気がついたら、スーツに着替え、コートを準備していたので、私は慌てて、今日は日曜日だが、どこへ行くつもりかと尋ねると、父は元の職場と答える。私が日曜日は休みだと言っても、父は中々理解できないようだった。いよいよ「日曜日」という概念すらわからなくなったのかと思ったが、何度も同じことを説明すると、父は次第に理解したようだ。「何をすればいいんだかわからない」とぼそぼそ呟きながら、普段着に着替え、そしてダラダラとテレビを見始めた。どうやら落ち着いたようだと思ったら、しばらくして、なぜか風呂に入ると言い出した。ここのところ、やけに風呂に入ることが増えた。何度も書いているが、むしろ清潔さが保たられるのであれば、私も母も大歓迎なのだが、一方で、風呂に入る時は翌日に元の職場を襲撃するシグナルにもなっている。毎回、襲撃するわけではないが、警戒しなければならない。頭はボケていて、翌日になれば前の日に行ったこと等、すぐに忘れてしまうのだが、元の職場関連の事だけは執拗なまで記憶にとどまっている。だから、明日の襲撃のため、身だしなみを整えておくため風呂にも入ろうとボケた頭のどこかで記憶がそうさせるのだろう。
とりあえず、昨日は色々あったことはあったが、こちらが慌てるようなことは起きなかった。
ちなみにこのブログを書いている本日、9:00時点で父は珍しく起きている。これから元の職場に行く様子は、今のところなさそうだが、どうなるか・・・。
