夜11時過ぎに電話をかけようとする。

 相変わらず、頭のおかしい言動を繰り返す父であるが、昨日は、私は外出しており、日中の言動はよくわからない。でも帰ってきて、ちょうど夜の11時ごろ、父は、元の職場の同僚の家に電話をかけていた。私が止めろと注意したら、「どうせ誰にもかからないし」とかぶつくさ文句を言って、電話を未練がましく見ながら、自分の部屋へ逃げて行った。なんというか、もう悲しくなってくるのである。だれにも頼れないし、頼られないし、この男にとって生きるということはどういうことなんだろうか。生きていて良いことなんてもうないだろう。世の中には、訳知り顔で、家族がそんな認知症患者に生きてて良いことを見つけてやるんだよとか言ってきそう人達もいるのだろうだが、私から見れば、そんなことやれたのならとっくにやっていると言いたい。

 この男がショートステイとか介護のサービスに応じてくれるのだろうか。もし、応じてくれるのであれば、私はともかく、少しは母の負担を解消できるのにと思う。

 それにしても久しぶりのブログである。ここの所、人の尻拭いばかりしている。猛烈に眠い。