2週間ぶり

 中々、ブログを継続するのが難しい。久しぶりに、このブログを再開し、書き始めたのが、4月25日(火)8時44分である。今日、父は職場に出かけた。84才である。世間でいったら定年を過ぎて、悠々と自分の時間を過ごす時期であろう。だが、この男は、誰にも必要とされていないのに、再び職場に行った。足にはおしっこパックをつけて、そして原因不明の下痢に日々悩まされているにもかかわらずである。

 父は3月31日に退院してから、家で比較的穏やかに過ごしていた…と思う。やはり、意識不明でバスルームで倒れて救急車で搬送されたことがそれなりに記憶に残っていたのだと思う。ただこの2、3日はずっと落ち着きがなく、仕事で使うタイプライターが無いから、青山の中古品を取り扱う店(ネットで調べたがそんな店は存在していていない)に行く等、わけわからないことを言っていた。幸い、この店への往訪は防ぐことができた。ただし、別に私の説得に応じたということではなく、以下で述べる下痢の結果、うんこがベルトについていたのを発見し、急遽ベルトのお掃除に父の関心が移ったということに過ぎない。

 上でも書いた通り、父は、ずっと下痢に悩まされており、この2日で下着が8枚うんこまみれになって捨てざるを得ない状況になった。原因は異常な食欲だと思っている。認知症になってから、満腹中枢が破壊されてしまったのか、すぐ腹が空いたと母に文句をつけるようになった。以前にも書いたように、常備していたせんべいをバクバク食べるようになった。私が全部捨てると言うと、ギャーギャー文句を言う。加えて、私が昼に食べるグラノーラをぼりぼり食べるようなった。これが、一番の下痢の原因だと思い、私は速攻で捨てた。食うことと職場に行くことだけが生きがいのモンスターと化しつつある。