昨日も嫌味をいった。

 とにかく、父の言動を見て、いかにイラつかないようにするかが、今の自分の最大の目標になっている。ところが、昨日久々に自分の中のリミッターが解除してしまった。

事件の発端は、電話の横にあるメモ書きである。父は電話の横にあるメモを見て、

「自分の字ではない」、「~先生と書いてあるけどいつかかってきた?」等と騒ぎ始めた。挙句の果て、家に誰か入って来て書いたのでは?とか、先日きたトイレの修理業者が書いていったとか、めちゃくちゃなことを言い始めた。ハッキリ言えば、全て、父の字であるし、この家の固定電話にかけてくる人は、詐欺や世論調査や押し売り以外ほとんどいない。10数年前に退職した父に電話などあるはずもない。トイレの修理業者も我が家のメモを使ったこと等無い。なぜなら私がメモ帳のある場所のすぐそばにずっといたからである。上記の事を父に伝えるのだが、中々信じない。メモ帳に記載されている電話番号の横に判別しにくい文字が書かれていたので、この電話番号ににこちらからかけてたところ、以前薬を無くしたと大騒ぎして、薬を紛失したとされる、その日、父が立ち寄ったところの電話番号であった。父は薬が無くなったその日、自分が立ち寄った場所にあちこち電話をかけていた。その際、電話番号がわからないので、電話番号検索サービス?で色々聞いて、電話番号をメモ帳に自分で書き記していた。このことを説明したのだが、自分は書いていないの一点張りである。かけたかけないでやがて言い合いになり、「電話もロクにとれない、めももろくにとれない、それで良く教師を名乗れるな!、社会人の体をなしてないなあ」と嫌味を言ったら、ムッとしたようだ。ブツブツメモを読み始め、それに対して、私がこたえたら、「独り言で話しかけてない」などと応戦してきた。私は「時間の無駄」だと言ってその場を立ち去った。

 あまりにもばかばかしいと言えばそれまでなのだが、自分の中の怒りのリミッターがすぐに外れてしまうのが、ものすごく気になる。こうしたキレやすさを認知症の第一歩みたいなことをどこかで読んだ気がする。最近は兎に角自分の脳の事の方がめちゃくちゃ気になっている。