私は刑事事件沙汰を起こさなかった。

 昨日は、父に対して、何をしでかすか自分でも分からないと言ったことを書いたが、私は父に対して、タイトルのような事態を起こすことは回避した。私も外出しており、ちょうど帰宅した時、父も帰ってきたようで、私は父の顔を見た時、怒りがこみあげてくるのかと思ったが、見た瞬間、何というかもう怒る気力もなくなってしまった。何故かは自分でもわからないが、理性が働いたのか、無事怒りの矛を収めることができた。

あいかわらず、父は今日も職場に電話をかけている。もう昼の2時過ぎであるが、朝ご飯も食っていない。こちらが用意した薬も飲んでいない。前にも書いたが、本当に84才とは思えない、体力の化け物である。普通の人間だったら食事を少しでも口にしなければ、色々と身体の能力が落ちるのだろうが、職場への復帰?(復帰というのもおかしな話ではあるが)の執念で、何も食わずとも、電話をかけ続けることができるのである。驚嘆すべき体力及び精神力である。このまま栄養失調なりなんなりで死んで頂いても、私は一向に構わないのだが、あまりダラダラ飯を食わないでおくと、母や元の職場にも迷惑をかけることになるので、これから止めに行くつもりであr。