そろそろ動き始めそう

 昨日・一昨日と、父はそろそろ動き始めてきた。前回のブログで、父が来年は仕事をやる気が無い、やるだけの体力はない・・・と言った妙に弱気なことを言い始めたが、私は、どうせ、夏休みが明ければまた、自分の授業が~、自分の時間割が~等と騒ぎ始めると思っている。昨日も父は元の職場の同僚に電話をかけていた。本人としては自分の病気の療養経過報告のつもりなのだろう。しかし、よくよく会話の端々に、「自分の体調は戻りつつある」、「来年のいっぱいまでぐらいは・・・」等とまだやる気があることをのぞかせている。2カ月前の私であれば、昨日・一昨日の言動で、「やっと学校に行くことをあきらめたか!」等と変な期待を抱いていたと思う。しかし、今の私は、そうした期待は微塵も抱いていない。むしろ、父には9月以降、職場に行ってもらつて、自分がどう思われているのか、物笑いの種になっている事実を認識して欲しいと思う。そうすれば、いくら物忘れがひどくても多少なりとも記憶に焼き付くものもあるのではないかと思う。

 私もだんだん性格がねじ曲がってきて、来年の4月以降、是非教壇に立って欲しい等と父に言ったりする。そうすると、私の悪意に敏感なのか、途端に不機嫌になる。

 私も自分のやっていることが小賢しいなあとは思うのだが、この4月からどれだけの人が迷惑をかけられたのかを考えるとどうしても報いを受けて欲しいと思ってしまうのだ。肉親の情の強さと言うものは案外大したものではないをこの数カ月イヤというほど学習させられている。