久々にくだらないことで口論になった。

 昨日は、本当に不毛な一日だった。発端は、タイプライターである。11月3日のブログにも書いたが、また、「タイプライターが無い」、「タイプライターを捨てるはずがない」とか言って、文句を言ってきたから、一通り説明すると、仕事で2月に使うのにどうすればよいのか、去年も使って作成した等、ゴチャゴチャ文句を垂れていたので、去年はそんな仕事はしていない。タイプライターは10年前に処分しているからできないはずだと順序だてて説明したら、タイプライターは職場にあって、その職場のタイプライターを使って去年は作成したと父は反論してきた。私は、だったら職場でやれば良い、と言ったら、職場ではみんながタイプライターを使って順番が空かないとか下手な反論をしてきた。そして、ついには自分で買うとまで言い始めた。なんでも神田で売っているとのことである。私は、あきれ返って、物も言えなかった。

 とにかく話があちこち飛んだりして、会話が成立しない。去年、そもそも父は仕事等していないどころか、ここ10数年仕事をしていないのである。この前提を共有できないため、議論がかみ合わず、不毛な時間だけが過ぎていく。

 そして、今日、父は、朝から職場を襲撃するつもりなのかひげをそっていた。私がどこへ行くつもりだと聞くと、学校だと答えた。私は、たまたま、昨日と今日がその職場は休みであることを知っていたため、休みで誰もいないのではと答えると、今度は私を無視し始め、「どこへ行くべきか」等とブツブツ独り言を言っている。昨日から、感じていたことだが、父は明確に私を敵と認識し始めている。私が何か聞いても、はぐらかしたり、することが増えた。私もそれならそれで一向に構わないので、「どうぞお好きに徘徊して下さい」と言った。父は父で私の対応に何か思う所があったのか、職場に行くのを取りやめ、自分の部屋に引き籠って睡眠をとった。

 しばらくして起き上がり、今度は「健康診断」があったの忘れていたと言い始めた。

案の定、職場のあちこちに電話をかけるが、どこも「健康診断」等をやっていないという返事だった。父は当然混乱し、元の職場の同僚に何軒か電話をかけた。そしたら、病気で寝ているとか、「お繋ぎすることができません」というつれない返事が返ってきた。

 何件か不毛な電話をかけていたようだが、今はあきらめたようで、家の掃除をしている。昨日から続く、不毛な公論やバカみたいなやり取りはいつまで続くのだろうか。取り敢えず、明日は勤労感謝の日で休みである。ここで一息付けそうである。