昨日の父は、朝から私と一触即発だった。いつものように、元の職場の同僚の方から電話があり、父の職場行きが阻止されるかと思ったら、父が身支度を止めない。私がどこへ行くのだと問いただすと、職場だと答える。私は電話作戦がついに瓦解したことをこの時痛感した。父に対して、私もブチ切れて「勝手にしろ！」と口にして父から離れて自分の部屋に戻った。私自身、昨日は出社日であり、父の為に家に止まることができず、父の行動を止められない自分に苛立っていた。結局父の暴走を防ぐことができなかった。私はあきらめて自分の職場に向かった。
仕事が終わり、家に帰ると、今度は父が電話攻勢をかけようと、電話の前に座って自分の手帳を眺めていた。母から聞いた話だが、父は学校には行かず、病院にいったとのことである。私は学校には行かなかったのかと父に問うと、父は学校に行こうとしたが、途中で気が変わって病院に行ったとのことである。
私の苛立ちが多少なりとも伝わったのだろうか。よくは分からないが、とにかくほっとしたが、私は職場の方々に父が向かうことをメールで伝えており、職場の方々に大変な迷惑をかけてしまった。何というか暗澹たる思いである。あまりこの先の事を考えたくなくなってきた。
