危ね~

 危なかった・・・。これを書いているのが24日(金)7時24分。いま、父の尿道につけていた止め栓を外して、おしっこを出した。そして、元のチューブをつけ直した。

 昨日の18時から今日の7時まで、12時間以上、父はおしっこを出さなかったことになる。医者からは3~4時間おきに外して、おしっこを出してくれと言われていたのに、その3倍の時間、外せなかった。実は、私としては、昨日の夜の10時に外す予定だった。

父が昨日、チューブが煩わしいと言っていたので、私が止め栓を付けたらどうかと言ってつけたのが、ことの発端だった。ところが、いざ外すとなると、父が頑迷に外すのを拒否した。私も怒って寝てしまったが、ずっと不安で、結局今になって、外すことに取り掛かり、なんとか成功した。

 もし、つけっぱなしだったら、素人の見立てで恐縮ではあるが、腎臓やらなんやらに異常をきたすだけではなく、恐らくではあるが、膨れ上がった膀胱が他の背中の神経やらを刺激して脊柱管狭窄症の痛みを発症していたのではないだろうか。医者によれば、持病である脊柱管狭窄症と膀胱の肥大化は無関係ではないとのことであり、また1月19日の入院騒動を引き起こすところだった。

 もし、ボケていなければ、止め栓をつけて、3~4時間おきに外して、おしっこを排出するというやり方は理想的だったと思う。しかし、ボケている頭では、もう、この簡単な作業ですら、理解できなくなっており、活用は難しいと思う。

 一つ、無理やり収穫とするのであれば、たとえ、一時の怒りで、頑迷に否定したとしても、時間を空けてもう一度同じことを頼むとあっさりOKということがありうるということである。これは過去の記憶が抜けて行ってしまっていることにより生じるのであり、決して喜ばしいわけではないが、今後の介護で改めて考慮すべきことではあろう。