昨日、父が元の職場を襲撃したという話をしたが、実は、昨日は職場に行かなかったらしい。午前10時半頃、家を出て、帰ってきたのがお昼12時半ぐらいだったか。ではどこに行っていたかというと、一つ隣の駅に行っていたようである。そこでラーメンを食べたようである。一体、何をしにいったのだろうか。いろいろ突っ込んで聞いてみたが、よく分からなかった。どうやら本屋に行っていたようである。確かに地元の駅よりも栄えており、大きい本屋もあるため、ボケる前の父はよく行っていた。
結局、無駄骨と言えば無駄骨であり、疲労困憊して戻ってきた。とはいえ、恐ろしい、回復ぶりである。今年に入って尿閉になってからは、一時は「歩けない」等と泣き言を言って、台所の脚立に座ったまま動かず、動けば、脚立事、ちょっとづつ動くという、まるで昆虫や動物のような見苦しい姿だった。それが、今や、あちこちで歩くのである。正直、問題をあちこちで引き起こす可能性があるため、余りで歩いて欲しくはないのだが、かといって、家で引き籠っている時の何とも言えない、みじめな姿も見たくはない。非常に悩ましい状況である。私は、もう施設に放り込みたいという思いである。母を自由にしてあげたいのである。でも、いまの父を見る限り、施設云々はもう少し後になりそうである。