やっぱりダラダラ起きている。

 昨日も書いたが、父は今年の1月の尿閉発症時に比べれば、圧倒的に体力を取り戻している。昨日も、庭の木の手入れを始めたりして、へとへとになったと思いきや、夜中ずっと起きていて、夜中の3時を過ぎてもまだ自室の明かりをつけていた。

 正直、見ていて恐ろしい気分である。大人しくしていてほしいのに、自分の身体の衰えもロクに理解しないまま、無茶なことをしそうで本当に心配である。

 昨日の父と私のやり取りで、気になったのは、雨戸の締め方を忘れたことである。正確に言うと、雨戸を閉めるまでできるのだが、最後に安全のため、鍵をかける作業をすっかり忘れてしまったようで、私にそのやり方を何度も聞いてきた。そして、何度も雨戸を開けては締めて、鍵をかけるという作業を繰り返していた。いよいよ基本的な生活動作についても認知症の影響が及んできたという思いである。

 そして、今日、職場に出勤していた私に母から電話があり、父の歯が3本抜けたとのことである。さっさと定時で寄り道もせずに帰宅すると、父はボケっと座っていて、歯に差し歯を入れたとのことである。4月26日に電柱に顔面をぶつけた時に歯がグラグラになったが、今回抜けたのはそのグラグラになった歯とその両隣の歯とのことだった。

痛みはないようだが、今後の治療費もかなりかかりそうだし、新たな不安材料である。