昨日は、一昨日に引き続き、父は活発な動きを示した。遂に元の職場を襲撃したのだ。いつ以来だろうか。調べてみたら、9月30日に書類を取りに行くと言って襲撃して以来である。元の職場の方々には、お忙しい中、父の相手をして頂き、今回も本当に感謝しかない。父に対して、仕事に関する書類を印刷して渡してくれた。父もこれ以上の暴走は無さそうである。紙ベースの書類は意外と父の行動の制御に効果がある。父は、今回の襲撃前には何度も何度も元の職場に電話をして同じことを聞いていた。先方も、父が耳で聞いたことはすぐに忘れてしまうことを学習したのだろう(と思う)。手元に記録として残る書類に父の仕事は無いことを元の同僚の方(同僚と言っても30~40年以上年の離れた人達ではあるが)が手書きで書いて渡すことで、父を黙らせたようである。元の職場の方の文字で記録を残すのが一番父には効果的なのだと思う。ただ、父の執念は恐ろしいもので、その書類自体を捨てたり平気でするかもしれない。父は、とにかく自分が元の職場に行くことを阻害する要因は一つ一つ潰そうとしたり、平気で無視したりする。認知症の人間に必ず起こることではないのかもしれないが、少なくとも父は、自分に都合の良い世界を脳内で勝手に作って、そうした脳内理想世界にとって邪魔なものや意見に対しては、極めて狂暴な対応を取る。
私に対しては、大喧嘩になることを恐れて、「わかった」「理解した」等、従順な姿勢を示すが実際には自分の元の職場への欲望は絶対に捨てない。今さっき、このブログを書いている合間に、同じような不毛な問答を私と父の間で続けていた。
忙しい年末に近づくにつれ、私はイライラが増してくる。私の方も、自身のマインドを適切にコントロールして行かないと、不毛な衝突がどんどん増えそうな気がする。