年の暮れなのに怒鳴り合い

 昨日は、父との間で久々に怒鳴り合いになった。私はブチ切れて、ぶん殴りかけた。

実際、履いていたスリッパをぶん投げた。私もいよいよ精神的におかしくなりつつあるのかもしれない。

 事の発端は、我々の家の庭に植えてあった木から生えていた枝がお隣の敷地を浸食し始めたことにある。昨日、お隣の家は、植木屋をよんで、我が家から延びた木を綺麗に刈りとった。本来であれば、私達がやるべきことをお隣さんにやってもらった形となる。確かに以前からお隣さんは私の父に木を切って良いか聞いており、私の父はそれに対してはOKと言っていたのは覚えている。ただ、私としては年明けにでも、こちらで対応するのが筋だと思っていた。しかし、お隣さんが迅速に年内に対応を済ませてきたので、私の見通しが甘かったことになる。

 私は急いでお隣さんの家に行き、謝罪し、費用を負担すると申し出た。先方は、その必要はないとの事だった。ただし、今後、またお宅の木はこちらに伸びてきて、しかもその木の根は強く、壁を押してくる可能性もあるから、対処した方が良いとのことだった。しかも、鳥の糞等を通じて、我が家の庭の別の処にも生えてきており、そうした木も何とかした方が良いとのアドバイスまで頂いた。なんでも、近年トラブルがあちこちで起きている有害な樹木らしい(トウネズミモチという名称で、外来生物法で要注意外来生物に指定されているとのこと)。

 私と母は、この家にどんな樹木が植えられているかを家の書類を見て調べたところ、お隣さんの指摘していた樹木は植えていないようだった。私と母で、年明けにもハウスメーカーに相談しようとなったところで、のこのこと父が現れた。父に事情を話すと、今からハウスメーカーに連絡すると騒ぎ始めた。年末、大晦日の前日に会社に連絡しても誰もいないから、年明けに連絡すれば良いと、私が言っても聞かず、会社に電話した。ところがコールセンターに繋がった。当然、先方に事情を説明しても、先方も、この休日にすぐには対応できない。父の説明も要領を得ない。また、我が家を立て直し際に担当だった営業の方の名前を父が挙げて説明しようとするが、案の定、そのような名前の方は複数いるし、また、本日は会社全体がお休みであり、呼び出せないと言われる等、しっちゃかめっちゃかなやり取りになった。結局、年明けにもう一度かけてくれとのことになった。父も渋々という感じで電話を切った。これでひとまず収まったかと思ったら、以前、我が家の立て直しに関わった営業や現場監督の方々の自宅に電話をかけると言い始めた。私は年末のこの時期にわざわざ自宅にかける必要はないだろうと言っても、父は止めようとしない。私は遂にブチ切れた。上記で説明したように、あわやぶん殴りかける等、私と父の間で壮絶な罵り合いの挙句、父は引き下がった・・・ように見えて、小声で私にネチネチ文句を言い続けていた。もう、私は、もうどうでもよくなった。

 「どうぞ、あなたの常識は、到底私には受け入られるものではないが、あなたが良いと思われるなら、この暮れも押し迫った大晦日前日にお休みの方々に仕事の電話をして下さい」と我ながら粘着質な言葉を最後に口にして、私はその場を去った。結局、父は電話はしなかったようである。本当にゴミのようなやり取りであった。私も一昨日の忘年会が原因なのかよくわからないが、声が全然でなかったこともあり、そうしたイライラも重なり、荒っぽくなったのだろうと思う。

 このブログで、しばしば、自分のアンガーコントロールの問題を書いているが、どうにも解決しない。このブログを書いている本日は大晦日であり、これから毎年恒例の来年やりたいことリストを書く。また、自分のリストに「アンガーコントロールをできるようになりたい」と書くことになるのだろうが、もう少し具体的に何をどうすれば実現するかを考えないと本当に色々と私は父に対してやらかしかねない気がする。

 大晦日ぐらいはゆっくりと落ち着いた気持ちで過ごし、新たな年を迎えたいと思う。