喰いたいなら自分で用意しろ!

 一昨日は、アンガーコントロールの成果により、自分の怒りをコントロールできたと思ったのだが、昨日は、あっさり父に対して私は怒りをぶつけてしまった。原因は、母の料理が遅いことに父が怒りをぶつけたことによる。私は母が苦労しているのを知っているので、思わず、「だったら自分で用意しろ」と怒鳴りつけた。父はブツブツ言って黙ったが、私もいたたまれなくなって、ご飯をそそくさと食って、自室に籠って寝てしまった。母を助けるつもりが、たいてい空気を悪くしてしまうのが自分だったという最悪の結末であった。私はこれまでもしばしばこれをやらかしており、母には本当に申し訳ないと思っている。母の料理が遅くなる原因は、前にも書いたが、母は、自分の糖尿病のための料理が難しく時間がかかるということである。あとは、父が中々、朝ご飯、昼ご飯を食べないので、どうしても、夕食の準備が後ろ倒しになってしまうのである。

 私は、以前、パスタなら作れると言ったし、もういっそ毎日、スーパーの御寿司でも前日の夜に買っておいて、次の昼に出せばいいだろうと言った。父は頭ボケているのだから、昨日の昼に何を喰ったかなんてどうせ覚えていないし、こんなことで、母が苦労する必要はないと言った。私も酷いことを言っている自覚はあるのだが、もう、私達に選べる手段は少ないと思っている。それでも母は、今日も同じように父の行動に合わせて、案の定遅い夕食を作って、父と私が怒鳴り合う、そんな一日を送りそうで、本当に夜は憂鬱である。