久々の入浴(前回、12月31日)

 昨日、父は久々にお風呂に入った。約二十日ぶりである。どうも次の日が出勤だと思ったらしく、入っておこうとのことである。次の日、つまり、本日は日曜日であるということをすっかり忘れてしまったらしい。もう私も一々訂正するのも面倒くさかったし、風呂に入ってくれること自体は大歓迎である。したがって、粛々と風呂に入るのを手伝った。

 そしてこれはどうでも良いことだが、私にとってはとにかくうれしかったこととして、父のカテーテルと足のレッグパックを繋ぐチューブのうまい接続の仕方が分かったことである。これまで、カテーテルとチューブをつなげる時、どちらも直径が同じなため、上手くつながらなかった。ところが、これが、チューブをねじりながらカテーテルにつなげるとうまくハマることが分かった。これにより、おしっこがカテーテルとチューブの間から漏れてしまうことが無くなったのである。私は、このことが分かっただけでも昨日は生きていて良かったと思った。これで、父が寝ている間にチューブが外れておしっこが漏れ出すということが無くなったからである。

 ただし、良いことだけではなく、気になる点もあった。昨日も薬を飲み忘れたのである。そもそも夜飲むべき薬を朝ご飯(と言っても午後の1時ごろであるが・・・)の後に飲み、本来朝に飲むべき薬を飲み忘れたまま寝てしまった。この薬はいずれも体内の血液を流す薬であり、これを飲まなければ、脳に血液が詰まって、脳梗塞?、脳溢血?高になってしまうものである。本当に厄介な病気をあちこちに抱えていることが自覚できないようなのだ。

 とりあえず、今日は飲んでもらわなければならない・・・といいつつも最近、私は疲れ切っていて、もう飲みたくないのならいっそという思いもある。良くないと思いつつもいつもこの考えがよぎるのである。