確実にボケているとは思うが

 父は、確実にボケが進行しているとは思うが、だからといって、徘徊やら、我々の名前を忘れるといったところまではまだ行かない。本当に微妙なところにいる。あと何年こんな生活を続けるのだろうか。この男によって、私や母の健康は確実に蝕まれていると思う。一方、この男の生命力というのか、恐ろしさすら感じる。おそらく、腎臓系の疾患が何らかの形で父の体調を崩しているとは思われるが、それでもこの男は長生きする気がする。我々の命を削りながら・・・。