昨日は、午後、家庭教師があると言って、父は外出した。外出する前にどこの誰の処に行くのか私が尋ねると、誰か思い出せない、しかし、場所はここと私に教えてくれたのは、行きつけの床屋さんのある最寄り駅だった。私がこれは床屋への行き先を示す者じゃないのかと尋ねると、父は床屋に近いところに目的地があると言った。
ボケた頭の人間に正論やエビデンスは意味を持たない。もはや自分の欲望がすべての事象に優先する。昨日のブログで書いた通りである。だから、私は父のしたいように任せた。案の定、父は1時間半ほどして帰ってきた。なんでも、途中で足が痛くなって動けなくなったとのことである。そして、何故か元の職場に行ったとのことである。そして帰りに地元のラーメン屋にてラーメンを食べて帰ってきたのである。
私達の心配をよそに「痛い」、「疲れた」だの言いながら、帰ってきた。私は、父の行動を想定済みだったので、布団を敷いておいた。
家庭教師・・・これが最近多い。元の職場で何とか仕事をしようとする野望も完全に捨てたわけではないが、近ごろは若いころにやっていたこの家庭教師ネタが頻繁に出てきている。むしろこっちの方が多い気がする。
あと、これはおとといの話になるが、父の妹が電話をかけてきた。以前にもこのブログで書いた通りだが、世間を未だに騒がす件の教団の信者である。父に取り次ぐ必要な等無いのだが、母は父に取り次いでしまう。父は20分ぐらい話をして切った。父も父で、正直面倒くさそうな感じだった。
私の予想に過ぎないが、この電話、恐らく父の観察である。彼らは父の死を願っているのだと思う。彼らはおそらく、父の言動から父がもう長くはないことはわかっているであろう。父の言動を定期的な電話を通じて観察している。そこには肉親の関係など無く、金をどうすれば搾り取れるかという打算しかない(と私は思っている)。心底恐ろしい連中だと思う。