昨日は久しぶりにキレてしまった。

 タイトル通りである。以前に、私は、4月に比べれば、自分は父の言動に一々動揺しなくなったと書いたが、撤回である。昨日は、馬鹿みたいに声を荒げてしまった。

 家の十年目点検の日程を決めるための往復はがきの「往」の部分を切らずに郵送したため、「往」の部分だけが返送されてきた。これを父が見て、「こんなこともできないのか」等、ギャーギャー騒ぎ始めた。そもそも、あんたが建てた家のことについて、私が代りにやってあげているのに、なんでそんなに偉そうなんだよという気持ちがふつふつと沸き起こり、私は遂にブチ切れてしまった。父もまずいと思ったのか、急にトーンが小さくなり、私もそんな父の姿を見て、冷静さを取り戻しつつあった。

 表面上は、取り敢えず、お互い冷静になりつつあったが、もはや私と父の間では、腹を割った会話はできなくなりそうである。どうも、父は私の言動に過剰に怯えている。

 4月からのことを、もはや父は覚えてはいないだろうが、頭や心のどこかに私が怒鳴ったり罵倒したりした記憶が残っているのであろう。私には、本音を語ろうとしない。

 今後、父を病院に連れて行くための道のりがまた遠くなってしまった感がある。

 私も私でどこか精神上の疾患があるような気がする。4月頃に比べれば、怒りの沸点はそんなに高くないように思えるが、一端、怒りの感情が沸き起こると、どうにもその怒りが中々収まらないのである。以前、アンガーコントロールをしなければと書いたことがあるが、本当にうまくいかない。差し当たり、私の課題は、自分自身の感情のコントロールである。