久々に件の宗教団体の方から電話が・・・。

 昨日は、朝から、父の妹に当る人から電話がかかってきた。私は朝から血圧がめちゃくちゃ上がっていたと思う。以前にも書いたが、この父の妹という人は、最近まで話題になっていた宗教団体の信者である。正式には信者のようである。なぜ確定できないかというと、私も含めて、みんな本人に信者であるか否かを確かめたこともないからである。しかし、以前にも書いたが、いろいろ漏れ伝わる話では、夫から家の権利を奪い、その権利をうっぱらったり、水晶玉が部屋中にあったとか、ロクな噂を聞かない。おまけに10年前に我が家に執拗に、あることないこと父に関する事をでっちあげて脅迫まがいの電話をかけてきた。彼女が通っているとされる施設や彼女の住まいを検索すると必ず、件の宗教団体の施設がある。もう、私としては確実に信者だと決定づけたいのだが、イマイチ決定的な証拠がない。私以外の人々は真実を観ようとしない。ある意味、みんなパンドラの箱を開けることによる被害の可能性を予想しているのかもしれない。それが大人の対応なのかもしれない。正直、何をしでかすか分からないので、この選択もやむを得ないのかもしれない。私はいつも電話がかかってくるたびにイライラしつつ本人を怒鳴りつけたい思いでいっぱいなのだが、なんとか自制している。

 この国の人々で、例の宗教団体の怖さを分かっている人はほとんどいないだろう。このことは、この宗教団体との結びつきが報道等で指摘された政権与党が直近の大きな選挙で圧勝とは言わなくても勝利し続けていることからもわかる。昨年、あれだけ大きな事件があったにもかかわらず、そしてそのあと、多くの問題が露見したにもかかわらずである。

 彼らの怖さについて、私の周辺で起きた事例で恐縮ではあるが、父の妹は、以前、自分の家の家財道具をトラックに詰めて、私の父の兄にあたる親戚の家に押しかけようとしたことがあるらしい。ハッキリ言って、手段を選ばない連中なのである。既に父の兄夫婦は亡くなっているが、生前、こうした襲撃の再発を恐れていたらしい。

 本当に金のためなら、どんなの事でもしかねない人達だというである。昨日の父との会話でも、横で私が話を聞く限り、親戚の家の遺産相続の話をしてきたり、本当に金の話をちょくちょく間に挟んだりしていたようである。

 電話は午前10時半から11時過ぎまで続いた。電話が終わった後、父は妹の電話はいつもあちこち話が飛んでよくわからないと言って、色々と混乱していたようである。父のボケた頭では処理が追い付かないのかもしれない。私が横で耳をそばだてて聞いている限りでは、父の持病である脊柱管狭窄症に自分もなり、病院を幾つか勧められているからどうすれば良いかを父にアドバイスを求めたという感じである。そして、上でも挙げた遺産相続の話をちょくちょく間に挟む。前回の会話での父の会話から、色々と父の興味を引くような話題を考えてきたのであろう。あと、父のボケ具合を定期的に電話をすることで確認しているのではないかと思う。

 次に電話がかかってくるのはいつだろうか。認知症とともに我が家を悩ます頭痛の種である。以前の脅迫まがいの電話の時は、父はボケておらず、妹を傷つけないようにしつつも毅然と対応していた。今の父にそんな毅然とした振る舞いは期待できず、私と母でこの事態を乗り切らなければならない。