台風の日

 昨日は台風直撃ということもあり、父は大人しく家に居た。一応、お休みの連絡をしなければならないとして、元の職場に電話をかけたりしたが、いつものような過剰なまでの電話攻勢を仕掛けたりはしなかった。その後は、台風の事が気になるのか、しきりにテレビを見たりして、台風情報を確認していた。

 あと昨日気になったことは、薬である。私は父に薬を渡そうとしたところ、もうすでに飲んだと言い張った。私と父の間で言い争いになったが、結局私が引き下がった。というのも、私自身が自信が無かったからである。私は朝、薬を居間に置いておくのが習慣だったのだが、昨日はなんか疲れていたこともあり、イマイチちゃんと置いたかどうか自信が無かった。一昨日の空になった薬の袋が居間においてあり、恐らく父はそれをみて、自分はすでに飲んだと思ったのだと思うが、私は私でなんか記憶力に自信がなく、父の意見に従った。この薬自体かなりの劇薬であり、過剰な服用は危険であり、私としては、過剰な服用の恐れがあるなら、飲まない方がマシだと思い、結局飲ませなかった。正直、もうこの薬を準備するのが億劫である。薬を飲まずに死ぬのも、飲み過ぎで死ぬのも、どっちで良くなりつつある。

 私も精神が徐々に病んできている。