電話による襲撃初め

 本年も始まってしまった父による元の職場及び元の職場の同僚の方々への電話攻勢。

元教員ということで、この時期の期末試験が気になって仕方ないようである。そんな自分の不安を解消するために、人様の迷惑を顧みず、昨日は、あちこちに電話をかけ続けた。当然、誰も出る事は無い。当たり前である。祭日でもあるし、そもそも祭日であるとか平日であるとか関係なく、父の妄想に他の方々が付き合ういわれはないので、むしろ当然の結果であるといえる。

 誰も仕事の事を教えてくれない、ぼっちの父は、本日朝から御出勤をするとのことである。昨日というか、今日の1時近くまで起きていた。本当に起きるのかは、正直な所わからない。バカみたいな体力で起きることもありうるし、やはり、ここ最近の朝方の寒さにより、布団から出てこないかもしれない。とりあえず、様子見をするしかないという感じである。これから大体、約一週間ぐらいだろうか、試験問題を作ると言って、タイプライターが無いとか、時間割をしつこく方々に電話で尋ね廻ると言った事態が容易に想像できる。被害を受ける方々には申し訳ないが、こちらはこちらで、気が狂わない程度に頑張る予定である。本当に認知症の人間と話しを続けていると気が狂いそうになる。