この親にしてこの息子

 昨日、父について、十数年間努力をしてこなかった人間云々と書いたが、翻って我が身を振り返れば、似たような境遇に唖然とする。あまり、ここに書くのは色々と差しさわりがあるので、私の経歴はあまり書けないが、ウダウダと無駄にした時間を考えると、なんというか、父をあまり笑えなくなる。

 そんな私でも昨日は仕事で外出しており、日中の父の様子はあまり分からない。ただ、母に聞く限り、何でも庭の木を切っていたとのことである。どうしたのか。以前、このブログに外来危険種の樹木が生えてきており、早急に対処しなければならないと書いたが、そのことを父も思い出したのだろうか。正直な所、良く分からない。

 あとは、父に近日中にカテーテルの交換に行こうと告げた。ところが、父は、こちらが提示した日は仕事だとかなんとか言って、私の意見への同意を躊躇した。私は、この件を長々と喋っても意味が無いと思い途中でやめた。「まあ、そこら辺の日程で考えておいて」とふんわりとした内容を説明して終りにした。

 多分、カテーテルの交換自体はウダウダ言いつつも恐らく何とか出来る気がする。できなければ、もう、私には手に負えない。諦める。そう思うことにした。あまり頑張っても、できないものはできないのだと。そう思わないと私も母も持たないのだ。