昨日の父に限らず、父は私や母の言動に影響されやすいところがある。私が外出をすること母に告げると、思い出したかのように、自分も元の職場に出かけると言い出すことがある。こうした父の発言はほとんど大した考えも無しに発せられたものだと思う。昨日も、父は私が外出を告げると、自分も週明けに元の職場に行くと言ってきた。なんでも捨てるものがまだ職場に残っているから、これを捨てに行かなければならないとのこと。この理由は父がボケた2年前の2022年3月の時とまるで同じである。また、この話が出てきたかと思ったが、もう私はいちいち突っかかることはしなかった。これをすると話が長くなるし、時間の無駄となるからだ。行きたいな行ってこいと言う感じである。先方にはできる限りフォローを入れるつもりである。もう私も母もそして父も大して残された人生は長くない。お互いの怒りを完全に抑えることは不可能だし、苛立ちや怒りの暴発は今後も起きるであろう。本当にアンガーコントロールは難しい。しかし、我々も父の認知症に対する蓄積は少しずつではあるが溜まりつつあり、何とか自分の怒りに任せて、ネチネチ父の行動を制限するのではないやり方を模索する事を考えている。