なんというか良くない

 何が良くないかと言うと、夜中の父の対応を母に任せてしまっていることである。私は、どうしても、睡眠を確保したいという思いがあり、睡眠の確保の欲求を優先してしまう。私は基本朝4時起きなので、どうしても早く寝てしまう。このことが夜の父の対応を母に任せてしまうことに繋がる。何というか申し訳ない気持である。

 昨日も、父は、夜遅くまで、あちこちに電話をしていたようである。夕方の段階では、元の職場に買っての同僚の方(といっても20歳以上年下ではあるが)がいたため、色々と迷惑を顧みず長話をしていたようだ。一応、以前にも触れた、父の電話の話を横で聞く限り、自分と同世代の同僚の方が亡くなったことは忘れてはいないみたいだった。よっぽどショックだったのか、ボケた頭にも刻み込まれたのであろうか。

 記憶を定着させるには2週間に3回、その記憶に係る情報を使うことというのを、どこかの本で読んだが、もしかしたら、こうした記憶の定着も、この方法を使えばと思ったのだが、ボケ老人、特にうちの父の場合には難しい気がする。とにかく、情報を拒絶している人間にはその情報を使うということができない。結局、情報は蓄積されず、同じことを延々と繰り返すことになる。結局昨日も、母を相手にしつこく元の職場での仕事について喋っていたようだ。