寒くなってきた

 気がついたら、2週間以上ブログを更新していなかった。続けることも才能の一つだという誰かが言っていたがその通りである。この間、父は特段変わった行動をとってはいない。いきなり、職場を襲撃すると言った過激な行動には出ていない。電話に関しては、頻度こそ減ってはいるが、かけること自体は止めてはおらず、相変わらず迷惑をかけている。

 最近、気づいた点では、週休二日制がどうも理解できないようである。土曜日が休みというのが、どうも納得いかないようで、すでに国レベルで制度導入が20年経過していることを説明しても納得いかないようである。お得意の電話攻勢で勝手の職場の同僚の方にいつ頃職場で週休二日制を導入したかを確認して何とか理解したようである。

 父の姿を見る度に、我が身を振り返る機会が増えた。食生活を含め、認知症予防につながるものを積極的に取り入れている。食事は青魚系・ナッツ・ベリー類を口に数る機会が増え、運動と睡眠を少しずつではあるが気にするようになった。それまでは、とにかく布団で寝ることが少なく、椅子で寝ていたがそれでは良くないと思うようになった。咀嚼が脳に関係するというので、ガムを食べるようになった。なんというか、今更やっても無駄なものばかりかもしれないが、何もやらずに父のような無様な姿をさらしたくないというか、他人に迷惑をかけるような人間になりたくないのだ。

 父の事ではなく、つい自分のことを書いてしまった。

 父については、今日は、また職場に電話をかけるというので、どんだけ仕事に固執するんだと、嫌味を言ったら、そうじゃない、後任の人との引継ぎがなんちゃかんちゃらと言っているので、必ずしも仕事をする事にこだわっているわけではないらしい。確かにここ最近の父は、必ずしも仕事を行うことへのこだわりをあまり示していない。恐らく、体力的な問題であったり、長年の持病である足の痛みであったり、気候が寒くなったりする等の要因が父の心境の変化を促しているのかもしれない。

 なんというか、辞めるにしても筋を通したいということなのだろうか(十数年前に退職しているのだが・・・)。父としては、職場の偉い人達の前に連れて行って、正式に「辞めます」とハッキリ宣言したいのだろう。なんというか・・・正式な手続きを踏んだ儀式にこだわっている感じである。だけど、そんなボケ老人の酔狂に付き合ってくれるとはとても思えないし、なんと言うか袋小路にハマった感じである。