母にブチ切れる私

 いつもの通り、昨日は夕ご飯が遅かった。案の定、父は母にご飯が遅いとギャーギャー騒ぐ。遅い理由について、母は、私が本日迄安売りのミネラルウォーターを買いに行くと言っておきながら、何時までも家に居て買いに行かなかったから、私の代りに母が買いに行った。そのせいでご飯の支度が遅れたと、抗弁した。とんだとばっちりが、私に向いたので、夕食後、私は、夜遅くにスーパーに行った。そしてミネラルウォーターを買って帰ってきて、母に対して、「今日、水を買ってきた。明日のご飯、もし今日みたいに遅かったら、この水でぶん殴るから」と言ったら、その場にいる父も、母も黙り込んでしまった。私も言ったそばから、不味いと思ったが、ブチ切れると、気持ちがコントロールできなくなるのである。私はそのまま、自室に籠り寝た。私もいい年して、大人げないとは思う。ましてや、父の介護の唯一のパートナーである母には絶対にキレてはいけないと思っていたのに。本当に後悔した。よくよく考えてみると、私がミネラルウォーターを買いに行って来ればよかった話である。ただ、どうしても日中は暑くて外に行きたくはなく、日が落ちる夕方になると、母が夕食を買いに行くため、私が留守番をしている必要があるというか、父の監視をしなければならない。結局、買いに行くタイミングを逸してしまったというのが実情である。とはいえ、まあ、子供の言い訳と言われても文句は言えない。母には本当に申し訳ないことをしてしまった。

  

 昨日は私がブチ切れて部屋に引き籠ってそのまま寝てしまったので、その後の父の様子が分からないのだが、私の部屋に漏れ聞こえる父の声を聴く限り、明日(つまり本日)、元の職場に行くつもりのようだ。そして本日、朝、やはり父は早起きして、せわしなく動き回っているので、私が、何をしているのか聞くと、「職場に行く」とのことである。私は元の職場でもらった予定表をもう一度見てみろと言うと、取り敢えず、行くことは思いとどまったようだが、今度は現在夏休み中の職場に電話を朝からしていた。今、このブログを書いている9時半現在、何とか落ち着いている様子である。

 

上のブチ切れる問題に戻すが、ブチ切れるとかキレるというのは、本当にブチ切れる当人にとっても、相手にとっても何の意味もないことである。ブチ切れることによって起きるストレスは相手にとって酷いダメージをもたらす。とりわけ脳や精神にダメージをもたらし、ひいては認知症などの発症に影響を及ぼすようである。そして、ブチ切れる当人にも同様に精神や脳にダメージをもたらすようである。本当に百害あって一利なしというものである。