毎度毎度

 疲労困憊である。昨日、父は風呂に入った。前回風呂に入ったのがが7月10日だったので、約一週間ぶりである。これでもまだ良い方だ。以前にも書いたが、以前は、一か月丸々入らない日もあった。だから、個人的には薄汚いままでいるよりははるかに良いと思っている。ところが、風呂に入る時、何時も腹が立つのは、風呂に入ると言ってからが長く、中々風呂に入らないことである。父は風呂に入るのが怖いのか、よくわからないが、いきなり布団を敷き始めたり、鏡が無くなったと、大騒ぎを始めた。私が早く入れと怒鳴り散らすと、「性格が悪いな」と捨て台詞を私に吐いた。私は、再度ブチ切れそうになったが、何とか堪えた。父が風呂に入る前にはカテーテルとおしっこの入るパックを一時的に切り離し、カテーテルの部分にキャップをつけるのだが、これをつけていられるのは、せいぜい3~4時間が限度とのことである。キャップをつけっぱなしでいると、お腹におしっこが溜まり、また感染症を引き起こす可能性があるのである。だから、キャップをつけてダラダラ過ごされるのは困るのである。私は、そう説明しても、中々入ろうとしない。無くなった鏡をひたすら探し続けている。私はブチ切れるばかりでは解決しないと思い、取り敢えず一緒に探した。そして私が見つけ出すと、やっと入ってくれた。

 クソみたいな一日であったが、とりあえず、父は寝たようだ。