8月になってしまった。

 去年の8月は比較的穏やかな日々だった。父がボケてしまったとはいえ、一応、父も夏休み(という設定)のため、家で大人しくしていたのである。今年も、今のところ、大人しくしてはいる。とはいえ、昨日は、いつも私が手渡す薬を食事の前にさっさと飲んでしまった。それゆえに、私は、これからは食事の直前に渡すつもりである。一応、薬を詰めた袋には「食後の飲む」と書いてあるのに、文字も読めないのだろうか。

 あとは、また、元の職場に電話攻勢を開始した。これが端から聞いていて、本当に何を聞きたいんだか、はっきりわからず、イライラした。父の症状の進行は遅いのでは、先日、このブログで書いたが、実際はゆっくり進行しているのではないだろうかと思った。とっさに言葉が出てこないというのは、認知症に限らず、起こりうることだとは思うが、昨日の父の様子は、ちょっとひどかった。

 いつもの私なら、こういう父の姿を見て、怒鳴りつけたり、あざけったりしていた所だが何とかそうした気持ちをぶつけることを抑えた。とりあえず、自分を褒めたい。

 今日は、曇り空が広がり、夜は雨が降っていたようだ。エアコンではなく、扇風機に切り替えている。エアコンより扇風機の方が風が柔らかい気がして心地よい。