父へのクレームついでにカテーテル交換

 昨日、私は健康診断だった。あいかわらず、肝臓の数値が悪いようである。ただし、これは去年の数字に基づく診断である。とはいえ、体重も増えており、今年もあまり期待できないようである。あと、腹部エコー検査を初めてやってわかったが、すい臓の画像が一部描写できないという診察がでた。これは腹が肥満で脂肪により診断できないのか、体内にガスが溜まって診断できないのか原因はよく分からないが、画像を映せないことは、この場所にがん細胞が発生していたも見逃す可能性があるということになる。膵臓は、元々、がん発見が遅い臓器であり、がんを発見しても手遅れということが多い部位であるとのことである。私は、初めて肥満・運動不足の怖さを思い知った気がする。私は今日からきちんと運動をするつもりである。今のところ膵臓に関してはグレーであるということを自覚する必要がある。

 私は家に帰ると、今度は父である。父は一人で泌尿器科に行くとのことである。なんでも、ちょうど仕事もなく、時間がちょうど空いていたというのが理由らしい。私は、私自身が忙しいので来週以降にしてくれと父に以前から言っていたのに、全く覚えておらず、今日、行くと言って聞かなかった。私は自分の健康診断における膵臓ショックやらバリウムを飲んだ後の下剤の効用でお腹が痛いのやらを我慢して、父に同行して病院に行った。私は疲れていたこともあってほとんど言葉を発することなく、カテーテル交換が済んだら、タクシーを捕まえて、父を家に連れて帰った。

 家に帰ると携帯に電話の着信履歴があった。父の元の職場の同僚の方だった。内容は、父の電話攻勢に対するクレームが別の部署から起きているというものだった。有難いことにその電話をかけてくれた方は、自分の部署への電話攻勢や襲撃なら、自分達で対応する、一応ではあるが大先輩である父のことであるため、対応するとのことだった。本当に申し訳ない気持ちである。電話で色々と話したが、最大の問題である、この別の部署への対応については、私も良いアイデアが無く、その場で電話での会話を終了した。

 ところが、このことを母に話したら、母はあっさり父に話してしまった。私としてはもう少し隠密裏に進めようと思っていたので、母の行動に思わずブチ切れてしまった。そして寝てしまった。母と父が口論を続けていたのは聞こえていたが、母にも父にもうんざりしていたので、放置していた。しかしあまり放置していても仕方ないと思い、ことの経緯を私が父に説明した。要は父の電話攻勢のせいで、電話攻勢を仕掛けられた他の部署が迷惑をし、父の所属していた職場の同僚の方々が他の部署から対応を求められているということを告げると、父は急に愁傷な態度を示し、皆さんに申し訳ないことをした。電話は控えるよといった事を言い始めた。私は母の選択も間違いではなかったのかと思ったが、父の解釈はなんかずれており、自分が目立ちすぎたから、いわば自分への嫉妬が背景にあるといった事を述べ始めた。

 私は父のあまりのズレっぷりに愕然とした。「あんたへの嫉妬ではなくて、あんたのしつこい電話で日常業務に支障をきたし始めているんだよ」と言った趣旨の事をもう少し丁寧に説明したのだが、事態をイマイチ把握していない気がする。

 ともあれ、興奮した父も落ち着き始め、母も疲れたのか横でグーグー寝始め、なんか一段落着いた感じがしたので私は寝た。そして父も母としばらくなんか喋っていたが、疲れたのか寝たようである。

 

どうでもよいが、私も上記で述べた健康診断で認知症の血液検査を受けた。結果は数週間後とのことである。去年初めて受けて、取り敢えず問題は無かったが、今年はどうだろうか。