俺が何かしたところで罪に・・・なるんだろうなあ。。。

 ここでこの男をぶん殴ったら、さぞかし気持ちいいんだろうなあ。そんな気持ちで父を眺めていた。自分の仕事がなかなか終わらず、苛立っていたこともあり、いきなり、夜に風呂に入ると言い始めたの目の当たりにして、思わずそんな思いがよぎった。本当に辛い。特に自分がアタフタしている時に、父が色々と何かを始め出すと、本当に辛い。自分では何もできない無力感と永遠に続くのではないかという絶望、かといって、父がいない世界を想像するとそれはそれでも逃しい気分になる。アンビバレンツな気持ちが錯綜して頭がおかしくなりそうである。

 これも自分のだらしない生き方が招いた結果なのだろうか。