昨日は、おとなしかったか?

 昨日の父は、タイトル通り、大人しかった。歯の痛みもなく、うんこも漏らしたものの、迅速に私や母が対応したため、事なきを得ると言った感じである。父も布団を引いたり、畳んだり、洗濯物を取り込んだり、何か色々と動いていた。強いて、うっとしいと思ったのは、母のご飯にケチをつけていたことぐらいだろうか。母は糖尿病であり、料理も血糖値の上昇が起きないような料理になりがちで、これが父の味の好みにあわないようである。父は、歳をとってから、というか認知症が発症してから、明らかに味の濃いものを好むようになった。そんな父の好みと糖尿病料理はどうしても相性が悪く、また、母も歳をとってきて、どうしても料理の段取りが悪くなり、時間がかかることも父を起こらせる要因となって居る。父の中では周りの人間は歳をとっていないのだ。母がもうお婆さんであるという事実を明らかに認識していないのである。自分の老いも下手すると実感していない時がある。厄介なことである。